トランプの本当の狙いは良くわからない。

今週のTOPIX週足チャートは、ココ。

今週のTOPIX罫線は、陰線になりました。

今週のTOPIXチャートを見ると?現在の水準から考えて、めぼしい節値は、A点しか存在しておらず、このA点を割れば、長期トレンドも陰転の可能性は大きいと思います。そこに、トレンドライン(赤の線)を引いてみましたが、逆N字ができつつあります。そして、現在進行形のトレンドラインが、青の線に変更されてしまった可能性もあり、これまでのトレンドラインとあきらかに異なっている形状から、相場は、この貿易戦争を深刻に考えていることを彷彿とさせます。

とにかく、トランプが仕掛けた貿易戦争の顛末が不透明ですので、なんらかの決着がつくまで、相場は不安定な動きをする可能性が大きいと思います。

中国市場と米国市場の感じでは、トランプの勝利。と、いうことになっていますが、まだ、序の口でもありますので何とも言えません。もう少し見る必要はあると思います。

基本的に中国は、独裁体制国家なので、お金はいくらでも刷ることができます。価格も統制できますから、インフレも民主主義国家よりは、抑えることができると思います。そんな中で、需要を考えずに国営企業等にバンバン鉄やアルミニウムなどを作らせて、鉄道や道路も、採算性など考えず、バンバン作ることもできます。それでも余ってしまった鉄やアルミニウムを海外にダンピング輸出しているわけです。アメリカが輸入を制限することは、打撃は大きいものの、中国が金で支配しつつあるアフリカなどの独裁国家などに、こうした余ったものを無理矢理ねじ込むこともできますし、一帯一路で元という通貨が使えるように懐柔された国家に流すこともできますので、ある程度はアメリカと貿易戦争を続けられる可能性もあるわけです。

アメリカが中国に勝利するには、先進国の全てをまとめ上げて、そこに一つの貿易圏を構築。その他の民主的な国も巻き込んで、その貿易圏から中国を完全に排除するくらいの方法をとらないと、中国は白旗を上げないのではないでしょうか?しかるに、トランプは、だれかれみんなに喧嘩を売ってる状況にあります。

実際のところ、トランプは何がしたいのか見えてきません。結局、最後は軍事力で同盟国をまとめるしかなくなってしまいます。

したがって、最終的には、軍事力をちらつかせる冷戦(東西ブロック経済)になってゆく感じがします。もっとも、この構図は日本にとっては、おそらくまたとないチャンスになると思います。それがはっきりしてくるまでは、相場は不安定であるとは思います。

そういうわけで、対処に変更はありません。

ところで、今日は七夕ですが、短冊に願い事を書いているような悠長な状況ではなくなってしまいました。各地で豪雨を降らせて災害がいたるところで起きています。くれぐれも気をつけて欲しいと思います。

今日までのところの基本的な対処>

中期
<買い方>試し買い・現物・総資金の10%まで一旦、ポジション量変更。

Make Believe(北出菜奈
https://www.youtube.com/watch?v=JgUYNv_Crwk