NY市場が微妙。

どうもNY市場は、長期的なトレンドが微妙な段階に入って来ているのではないか?そんな感じがします。もちろん、長期的な陰転、と、いうはっきりしたチャートになっているわけではないのですが、9年上昇を続けたNY市場であり、貿易問題が生じている昨今であり、それに加えて為替の変動からにじみ出る実質金利の上昇ピッチが米国では早まっている感じもするわけです。

と、いうのも、日本では増税が決まっており、これは実質金利の上昇要因としては大きなもののはずですが、長期的な円高方向とは言いがたいドル円のチャートになっているからです。こうなると、

アメリカの実質金利の上昇ピッチ>日本の実質金利の上昇ピッチ

と、いうことになり、両者ともに実質金利の上昇懸念がある上に、米国株の状況がさらに怪しくなっているわけですから、これが東証に良い結果をもたらすとは到底思えないわけです。

ここで、もしも、米国景気がおかしくなれば、少なくとも短期的には、アメリカはいっそう保護貿易主義的になり、一方で、北朝鮮のような国家に対しては、攻撃的になります。何せ、株価が下落してしまえば、それをテコに景気対策もできますし、開戦時の一時的な急落も下がりきってしまえば、気にしなくても済むわけですからね。もっとも、北朝鮮攻撃は、中国やロシアとの関係もおかしくなっているアメリカとしては、大国同士の大戦争への危惧もあって、背筋の凍る想いもしないわけではありませんが、こうなってしまうと、日本もロシアや中国の脅威を考えなくてはならず、東証もただでは済まされない、とは、思います。

一方で、これらを逆手にとっての、防衛費の大幅増額によって東証が沸き立つ可能性もありますけどね。意外と安倍内閣はNY市場の急落を待っていて、消費税増税の見送りと、防衛費の大幅増額による、デフレ脱却をシナリオとして持っているかもしれません。結局、大きな戦争や、あるいは、戦争しないための軍拡が経済問題も解消するのは、いつの時代もいっしょです。

さて、今日の東証は上昇しました。昨日の大幅な急落があっても、まだ、何とか保合の範疇ですが、その保合の下限でうろうろしているのは、あまり良い状況ではないことをたしかですね。
br>対処に変更はありません。

<今日までのところの基本的な対処>

長期
<買い方>様子見。

中期
<買い方>(総資金の10%までの分があれば、)総撤退後様子見。

GOOD NIGHT BABY(あいみょん
https://www.youtube.com/watch?v=E6iZ-xZ8x50