USBハブを知ると、J-REITが上昇してるわけがわかるかもしれない(そのⅡ)。

今日は、土地の輸入と輸出に関する話です。一番、分かりやすい工業用地の話をしますね。

通常、土地そのものをを輸出することはできませんが、日本で生産し、相手国に製品の供給をしている場合、本来は相手国の土地で生産すべきものを、日本で生産することになります。この状態を土地の輸出とする考え方があります。

一方、日本のようにある程度の技術的発展を見た国で貿易をするのは、自国でできないのではなく、コスト的に見合わないので、やらない。あるいは、海外で生産した方が有利なので。。。と、いうような理由で行われるわけです。こうした製品輸入の場合は、日本においては土地の輸入になります。

そうなると、

土地の輸入=土地供給の増大=土地価格の下落

土地の輸出=土地供給の減少=土地価格の上昇

と、いうことになります。ここで、以下のURLを参考にすれば、

https://gentosha-go.com/articles/-/16097

昭和30年代中盤=工業用地の価格上昇

昭和40年後半=住宅用地の価格上昇

バブル経済=大都市部の商業地の価格上昇

こうやって、結果的、土地の輸出が行われてきました。ところが、バブル以降はこの流れが逆になって、失われた30年につながって行くわけです。

つまり、土地が漸次輸出される状態にないと、景気が良いと感じられるほどにはならない。と、いうことになりますし、デフレからも脱却できないわけです。そして、その状態が、アメリカが目指す世界戦略である、限りなき自由貿易によって助長されてきたわけです。その結果、中国などは、世界の工場として、実質的な土地の輸出を続け、代わりに世界の富をかき集めることになったわけです。

ところがトランプ政権になり、これに待ったがかけられました。もちろん、アメリカの今までの政策も一変し、市場統合から市場分離への政策展開が図られつつあるわけです。これは、合衆国においては、土地の輸入を大幅に減らす政策で、結局、合衆国景気は上昇しています。

この状況になると、日本における中国などからの土地輸入も減少し、その分の製品を補うためには、中国の代わりもたくさんあるので、高度経済成長期ほどではないにせよ、土地の輸出が活発化するはずです。

この土地価格の増大は、担保価値を上昇させますので、日銀がいくらねじ込んでも一向に漏れ出なかった資金が、担保価値の増大した土地を元にして銀行貸出の増大を通じて、今まで、たまりにたまったマネーも合わさって、怒涛のごとくあふれ出すことは、考えておくべきだと思います。

あとは、タイミング待ちではないか?と、いうところだと思います。鍵は米国株の調整が終了したとき。と、いうことではないでしょうか?

その状況が、昨今の東名・リニア・オリンピック・万博、と、いうイベントや、REITの頭が上がりつつあることと重なるわけです。

さて、今日の東証前場上昇しましたが、大引けにかけて売られ、小幅高になりました。対処に変更はありません。

<今日までのところの基本的な対処>

長期
<買い方>様子見。

中期
<買い方>様子見。
<売り方>様子見。

One more time,One more chance(山崎まさよし
https://www.youtube.com/watch?v=BqFftJDXii0