20000円の攻防。

最近の日本株の急落は、米国株が齎している部分が大きいとは思います。

昨晩もS&P500で、1.5%程度(ダウで、約2%)の下落となっており、急落が連続する様相を呈してきています。問題なのは、週足レベルもしくは月足レベルで、高値圏で踊り場のような保合を作っていた相場が、下抜けて来そうなことです。

この状況では、お腹いっぱい買った投資家は、株価の上昇が止まって下落傾向に拍車がかかれば、これ以上買いませんし、逆に吐き出す傾向が強くなる、と、いうことです。簡単に言えば、投資家全体では”食べすぎ”状態の解消を行う過程に入ってしまったことです。しかも、米国の各家庭では、日本よりもストック(株式)マーケットへの投資の比率が高いために、株価の下落は、消費を減退させるのに十分な要因となりますので、それにともなって設備投資も減少します。増して、アメリカは保護貿易主義的性格が強くなっていますので、世界貿易はさらに縮小します。

おそらくは、ここからは、新冷戦に生き残りを図ろうとする”ロシア”、世界派遣への野望の果てにおかしくなりつつある”中国”、発狂の国”韓国”、絶賛発狂中の国”北朝鮮”と、対峙する日本としては、軍拡が行われて景気に寄与を始めるまでは、株価は低迷すると思われます。

ただし、日本の場合はその経済規模に比して防衛費の割合が低く、周辺諸国の軍事的拡大も顕著なので、この軍事が主導する経済体制へ舵を切る素地が出来上がりつつありますから、上げたり下げたりの相場変動は大きくなるものの、水準的には、思ったほどには株価の下落は進行しない可能性もあります。もっとも、比較的インパクトのある小競り合いが、日本周辺で起きて、株価が急落しないと、底打ちが難しいかもしれないことも合わせて考えておくべきかと思います。

さて、今日の東証ですが、下げましたね。20000円攻防の動きとなりました。最終的には、少し戻しましたが。。。まー、この動きがいつ収まるのかは、神のみぞ知る、ですが、割安株が増加中なのは事実です。キャッシュ100%でも、相場を見ることだけは忘れずに。

ところで、シリアから撤退する!と、言うだけトランプ氏ですが、これって、戦略的な撤退になるかもしれません。中東混乱を逆に誘引することが米国の利益になる、と、いう判断かもしれないので、表面的なニュースだけでなく、いろいろな方面のニュースを見ておくと良いかもしれませんね。また、何かが起きるときは、為替や株式に反応があるはずです。

対処に変更はありません。良い週末を。

今日までのところの基本的な対処>

長期
<買い方>様子見。

中期
<買い方>様子見。
<売り方>様子見。

日本印度化計画(筋肉少女帯
https://www.youtube.com/watch?v=nwcGuHEBz_k